移民移民って...

日本で移民を受け入れようとか、海外から介護やお手伝いさんをしてくれる人を呼び込もうという話がここ5年くらい出てますが、本当の課題は国内でどのように受け入れるか、だけではなく、移民希望がどれだけいるのか?じゃないかなと思いました。この視点を持った議論は見たことが無く、どれもこれも「日本に移民がたくさん来るだろう」というのが暗黙の前提条件になっている様子。

日本の観光資源にはまだまだ外国人旅行客を呼び込むポテンシャルがあるのはデービッド・アトキンソンの著書を読めば納得です。しかし短期滞在の旅行客とそこで仕事をする前提の移民では、呼び込む層が全く違います。今の日本の住職環境は、本当に移民を希望する人々にとって魅力的なのか、その観点が抜け落ちていて、母国で働くよりお金を積めば来るだろう、程度にしか考えていないように思えます。

香港に「移民」状態の日本人である僕も、観光地としての日本は非常に素晴らしいと思うものの、日本で働きたいのかというと否。外貨をしっかり稼いで、老後は日本で暮らそうとは思ってますが、それも「働かない」前提。

移民問題を考えるなら、移民の視点も含めて考えるべきだと強く想う今日この頃です。