家賃高の香港で生活が成り立つの?

昨年末に黄埔に遊びに行ったときに不動産屋で見た賃貸料金、下限がHK$15,000/月でした。これは黄埔花園という築30年くらいの古いマンション群で、サイズは25㎡位。HK$1=15円で計算すると22.5万円/月。これが下限とはすごいなぁと。

東京などでは家賃は収入の1/3までに押さえた方が良い、等と言われますが、香港の場合は収入の半分が家賃と言われています。ということはこの下限の家賃で暮らしている方々は世帯収入として最低HK$30,000(45万円)無いと生活が成り立たず。香港の世帯収入ってどうなの?と思い、調べてみました。

香港政府の統計情報(2015年度)を観ると、全世帯数を2,468としていて、HK$30,000以上の世帯収入がある割合は42%。結構な割合になります。ですのでこのくらいのマンションでも何とか住めるようです。もうちょっと収入上げてHK$35,000以上で計算しても全世帯のうち35%。

ちなみに日本でもちょっと古いデータですが2010年の統計で見ると、HK$30,000/月以上の世帯収入と同等の収入を得ている世帯はざっくり35%程度。東京で絞り込んだらもうちょっと違うんでしょうが、香港の世帯収入は日本全体のそれとあまり変わらないようです。