安易な海外就職はオススメしません

Twitterでこんな記事が回ってきました。

夢の海外就職なのに手取り11万円のブラック労働...イジメ、盗聴も!? 日本人女性に待っていた過酷な現実:SPA!

読んだ後の僕の感想はこんな感じ。

香港に限らないけど、ブラック企業と批判する前にご本人が打てる手を全て打っているのか、疑問な人も少なくありません。特に香港はお金儲け大好き人間が集い、取れるところからいくらでもむしり取ってやるというギラギラした欲望の街。思考停止のまま言われるがままに低賃金で働かされるのは自業自得でしょう。

それだけじゃなく、昔はわかりませんがここ10年位の現地採用されている日本人で、海外もしくは香港に住みたいという理由からHKD20k±5k/月くらいの給与で働いている人も少なくありません。その給与じゃ家賃の高い香港ではかなり厳しい生活を強いられるのに、「日本社会のような仕事面での強いプレッシャー無く、のんびり好きな街で暮らしたい」と言っている人もいます。この欲望の街に来てそんなことを言っているのはどういう事か?と首をかしげることもあります。

また外国人を採用するのはどこの国、政府も「自国民以上の付加価値を提供してくれる」からであり、自分の雇用が現地の方の雇用を奪っている事を意識すべき。そういう意味では以下のblogは非常に共感出来ます。

国が外国人にビザを発給する意味:仏MBA留学へのミチノリとその後 in ドイツ

イマドキ香港のレストランの厨房やバスの運転手といった、大卒じゃなくても出来るお仕事でもHKD20k前後は出ます。まして日本人が採用されるのはオフィスワークで二カ国語が必要とされる職場が多いはず。そのような求職条件でHKD20k前後だと香港人でも応募しないような職に、日本人が就いている...そういう条件しか提示しない会社も会社ではありますが、足下見られている当事者達にも大いに問題があると思ってます。