『レボリューション・イン・ザ・バレー ―開発者が語るMacintosh誕生の舞台裏』読了

初代Macintoshの設計の中心メンバー、アンディ・ハーツフェルドが2004年に開いたFOLKLOREというサイトで語り始めたMacintosh開発秘話を元に書籍化したものです。

中心メンバー自ら語っている内容と言うこともあり、本書の後に発売されたアップル関連の書籍ではこの本を引用元としてよく使われていました。そのため本書を読んでいると読んだことがあるエピソードが結構ありました。

シリコンバレーで奇跡を起こした物語であると同時に、アップル復帰後のスティーブ・ジョブスには知られていない、彼の激しい一面(というか当時はそれしかなかった!?)が良く書かれています。

原書では編集上の理由で削除された技術的なお話、エピソードも日本語版では復活させているらしく、日本人にはお得な内容。オススメの本ですが今や古本でしか手に入らないのが残念。電子書籍で復活させてほしいですね。

レボリューション・イン・ザ・バレー ―開発者が語るMacintosh誕生の舞台裏
Andy Hertzfeld
オライリージャパン
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