最近、ひとりでブラブラ出かけることが多いです。もちろん誰かと一緒に出かけるのも楽しいし、そっちの方が個人的には好きなのですが、独りであれば気が向いた時にいきなり出発することが出来るというのも魅力的なことではあります。
どこかへ出かける時、僕はたいていカメラを持っています。高校時代には写真部なんかに入ってたくらいで、ちょっと写真にはうるさいのです。そんな僕ですが最近は一眼レフを持ち歩くことも極端に減りまして、もっぱらデジカメのお世話になっています。
先日も突然思い立って埼玉県内某所に出かけました。ボロ車での移動ということで荷物は少々増えても大丈夫だったので、デジカメと一緒に一眼レフも持って行きました。現地に着いて、とりあえずデジカメを、と思ったら、電池が切れてました。迂闊、充電するのをすっかり忘れていたみたいです。まぁこれも良い機会、天気も良いし、久々にEOS650の出番かな、ということで、ISO100の36枚撮りをローディング。
これまでも感じていたことなのですが、アナログのカメラとデジタルカメラではそのシャッターを押す「重み」が全然違いますね。デジタルならすぐに消せますし、ケチな話、現像にも金がかからないわけで。ところが一眼レフでシャッターを押すとそれはまさにネガの上に感光させることになるわけで、そこにまさしく物理的な変化が起こっているわけです。写真が好きだと言い放っておきながら、久々に一眼レフを持って、シャッターを押して、その「重み」を今更のことながら、まじまじと感じてしまいました。この「重み」もまた撮影の楽しみの一つ、あるいは最重要な要素の一つであると思います。
考えてみれば独りで一眼レフを提げて撮影なんて。贅沢な時間を過ごしているようです。丁度数年前、まだなーんにも考えずに学生をしていた時のような。
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