筆者が某銀行系アーティストをこよなく愛しているということはご承知のとおりです。そして、何年か前に急逝した村下孝蔵さんや、薄毛系アーティスト(松山千春さん、さだまさしさん、谷村新司さん ^^;)も結構好きなのです。
さださんの曲について、ちょっと興味深いことがありました。昨年の4月に三軒茶屋の駅で帰宅途中の銀行員(確かチェースの人)が2人の男に殴られて亡くなったという事件を覚えている方も多いと思います。その2人に対する判決が昨日言い渡されたのですが、その裁判の最後に、裁判長がさだまさしさんの曲を例に出して犯人を諭したというのです。
記事はこちら
http://www.yomiuri.co.jp/04/20020219i202.htm
例に出た曲は「償い」です。これはさださんの曲の中でも1、2を争う暗さの曲です。初期のヒット曲「縁切寺」とか、アフリカの情景描写が美しい「風に立つライオン」とかも相当底辺を這いつくばってますが、なんといっても「償い」は暗すぎます。
償い
http://www.sada.co.jp/songwww/text/song105.htm
僕は裁判長が何を言わんとしているのか、とてもよく分かりました。変な法律用語を並べられるよりも全然分かりやすいのです。
やっぱりさださんの詩はすごいです。明るい曲も良いですが、やはりさださんの詩の醍醐味はその底辺を這いつくばる救いようの無い暗さにあるのではないかと思います。人間臭さに対峙して詩を書いているというか。表面だけの詩ではなくて、人生の中で背負っていくであろう、というようなダークな部分まで含んで。うーん、重いです。今夜は「風に立つライオン」を聞きながら寝ることにします♪
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