【146】秋の気配

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日本の後輩からメールに「秋の気配」という一語がありました。台風が次々上陸していますが、10月に入って朝晩は少し涼しくなってきたとのこと。この国で暮らしていると常夏なので(笑)本当に季節感がありません。テレビや新聞で日本のニュースを見て、季節の移り変わりを知る程度ですが。


「秋の気配」といえば、小田和正ですね。オフコースですね、ね!

> 大いなる河のように 時は流れ 戻る術もない

この「時」というものの容赦ない効用は、人の力では何ともしがたいもので。小椋佳の曲(中村雅俊も歌っています)に、まさしくそのまま「時」という曲があります。

> 時は元に戻れないと誰が言ったのですか

小田和正の詩に通じるものがありますね。あるいは井上陽水も歌っていた「白い一日」(作詞井上陽水、作曲小椋佳)の一節、

> 遮断機が上がり振り向いた君は もう大人の顔をしてるだろう

かなりの婉曲ですが、言わんとしているところは非常に近いかと。


> こんなことは今までなかった 僕があなたから離れていく

誰もその理由が分からない。答えを求めること自体が無駄な努力なのかも知れません。しかし、無駄だと分かっていても、その理由を探すことが、探し続けることが心を落ち着けるための一つの手段なのでしょう。


> ああ 嘘でもいいから 微笑むふりをして

根本的な解決になっていないとは分かっていても、その虚の微笑みにすがらなくてはならない、すがりたい瞬間があります。自ら別れを言い出したその瞬間でさえ、人というのは(特に男というのは)本当に弱いものなのだと認識せざるをえません。

何年経っても、何度繰り返しても。熟成されて、かえって深みにはまっていくような気がします(爆)。もっとさわやかに昇華されなくてはならないんでしょうけど(苦笑)。それは理想論かな。やっぱり。


そういえば会社の後輩と話をしたときに、「オフコースの『さよなら』って有名でしょ?」みたいな話をしたら「小田和正が歌ってる曲ですか?」という反応をされてショックを覚えたことを思い出しました。既にオフコースと小田和正が紐付かない世代が存在しているのです!懐メロ好きとしては(勝手に)危機感を覚えています・・・。

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このページは、もりもりが2004年10月 7日 23:37に書いた記事です。

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