【381】svchost.exeのCPU使用率が100%になる

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先週、会社で使っているPCが突然立ち上がらなくなりました。とりあえずHDDを取り出して、別のPCにつないでデータを救出。次にWindowsXPのCDROMからブートして、コマンドラインからCHKDSKを実行してみたところ、どうやらHDDに不良セクタがあるようです。80GBのHDDが40万ルピア(約5千円)程度と高くないので、今後のことも考えて交換することにしました。

筆者は外出していることが多いので、その間にOSとOfficeのインストールをやっておくようにスタッフに頼んでおきました。ちなみにうちの会社ではWindowsもOfficeも英語版が標準ですが、日本人の端末だけはマルチランゲージパックを当てる形で日本語化しています。外出から戻って、空っぽの状態に戻ったパソコンに触ってみると、おおー、動作が早い!起動が早い!たまには再インストールしないとだめですね。バックアップしてあったデータを戻して、プリンタやスキャナなどのドライバを入れて、必要最低限のアプリケーションのインストールをします。

そうこうしているうちに、なんだかパソコンの様子が変です。処理が突然遅くなりました。ついさっきまで非常に早く動いていたので、一段と遅く感じられてイライラしてきます。バックで何らかの処理をしているのかなと思って、しばらく放っておいたのですが、相変わらず遅い状態。仕方ないので電源を落として再起動してみますが、再起動後数分経つとまた処理が遅い状態に陥ってしまいます。タスクマネージャーで、プロセスをチェックすると、いくつかあるsvchost.exeのうち、ユーザー名SYSTEMのCPU使用率が100%に近い状態に張り付いています。本来このイメージは強制終了してはいけないのですが、どうしようもないので強引に強制終了してみました(爆)。そうすると動作は元通り、軽快になりました。やっぱりこいつが悪さしてたようですね。

いろいろ調べたところ、同様の現象でお困りの方が多い様子。以下の記事にも筆者の症状と同じ現象が紹介されていました。

■svchost.exeによってCPU使用率が100%となる不具合を解消する修正プログラムの提供開始

この記事からマイクロソフトのサポートページ(932494)に飛んでみます。

自動更新を使用して、更新プログラムをスキャンする、または Windows インストーラを使用するアプリケーションに更新プログラムを適用すると、Svchost.exe プロセスによる問題が発生する

これを読むと、どうやら916089に対策が書かれているようです。

FIX: Office のアップデートが含まれる Windows Installer を使用する更新の Windows Update をスキャンするために、 Windows Update を実行すると、延長された期間に100%に CPU 使用率が達しえます。

ではこの修正プログラム916089を早速ダウンロードして・・・、と思いましたが、ダウンロードできないようです。よく読むと「この資料(916089)に記載されたホットフィックスは、最新のホットフィックス(927891)に置き換えられます」とのこと。仕方ないので、指示されるまま927891のページへ。

修正プログラム パッケージ 916089 の適用後、Windows Update から更新プログラムをインストールすると、アクセス違反が発生する

ようやく修正プログラム927891をダウンロードできる、と思ったら、その前に「正規ウィンドウズの確認」作業が必要とのこと。IEのウィンドウ上部に情報バーが表示される・・・はずが表示されず(おそらくIEが最新版ではなかったからだと思う)、専用のツールをダウンロードすることに。そのツールを実行して表示された文字列をIEに再び貼り付けて送信すると、ようやくダウンロードができるようになりました。

ダウンロードが終了し、インストールしようとすると「システムにインストールされている言語と更新言語が違う」ためインストールできないとのこと。マルチランゲージパックを使っている場合は、日本語版の修正プログラムは使えないようです。これまでずーっと自動更新任せにしていて、自分でダウンロードしたことが無かったので気がつきませんでした。再度英語版をダウンロードしてインストールしました。再起動後、同様の症状が出るか観察してみましたが、問題は発生しませんでした。これで何とか直ったようです、良かった・・・。

こちらのブログにも同様の内容がまとめられています。筆者がインストールした927891に加えて、Windows Update Agent 3.0についても、インストールを検討する価値がありそうですね。みなさん苦労されているようで・・・。ほんと、困ったものです。

コメント(2)

この問題、うちの会社でも数ヶ月前から問題になっていました。
弊社の環境では極端に遅くなる端末以外にProxyサーバの内側からWindowsUpdateを行うと、
更新一覧が表示されるまでに3時間位かかるケースがありました。
この時もsvchost.exeが100%で張り付くと言うものです。

早速上記のパッチを適応してみましたが非常に効果があります。
ただし画面表示がおかしくなるような気がします。
スクロールが遅くなったり、Excelの貼り付けがもっさりしているような気がしますので
もう少しテストをしてから展開したほうがいいと思います。

なお正しい対応方法ですが、Windows2000はWindows Update Agent 3.0 のみインストール
し、XP、2003はKB927891も適応すると言うものです。
お間違いなきよう。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/05/11/15675.html

>K'さん
さすがプロ(笑)、的確な指摘ありがとうございます。本文記事を少し修正しました。OSによっても対処方法が違うのですね。

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このページは、もりもりが2007年5月14日 18:41に書いた記事です。

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