【484】ドナドナはロシア民謡ではない?

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HDDの中の整理をしていたら、何故かドナドナのMP3ファイルが出てきました。「あーるーはれたー、ひーるーさがりー」という歌い出しを知っている人も多いでしょう。たしか学校の教科書にも載っていたはず。そしてふと、高校の音楽の授業で「ドナドナの本当の歌詞は、牛が売られていく話ではなく、人が連れ去られていく話だ」というような解説を先生から聞いたことを思い出しました。

断片的な記憶だったのでウェブで調べてみました。ドナドナについて書いているページは多いのですが、根拠や出典等を示しているところは少ないです(wikiに書いてあったから、ってのは根拠としては頼りないし ^^;)。しかし、どうやら第二次世界大戦中のユダヤ人強制収容を、売られていく牛になぞらえている、と解釈されることが多いようです。こちらのサイトが参考になると思います。JASRACのデータベースや、出典(小岸昭『離散するユダヤ人』岩波新書)についても記述されていますし、よくまとまっています。あの日本語の歌詞は安井かずみ作詞だったんですねー。

ついでに思い出したのですが、確か「トロイカも本当は人が売られていく話だ」というようなことを聞いた記憶があります。こっちも調べてみたところ、ロシア語との対訳ページがありました。こっちの方は、間違いなく人が売られていく歌詞ですね(爆)。

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このページは、もりもりが2008年4月17日 23:08に書いた記事です。

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