整理整頓

今日は夕方自宅に帰ってきてから、お部屋の整理整頓。ちょっとすっきりしました。そして年末年始で読み終えた本達をご紹介。

すべては一杯のコーヒーから 松田公太
タリーズ社長の松田さんによる、起業を考えてから実際にタリーズの店舗を銀座に開き、成長していく様を描いた本。

一応保有株のコンペなので、読んでおこうと思って(笑)順調に米国本社と契約をして出来上がったのかと思ったら、結構、というかかなり人間くさいドラマがあったのだと言うことがわかって、ちょっと感動。

ユタが愛した探偵 内田康夫
ユタ、というのは沖縄にいる霊媒師の総称のようなもの。今度の浅見光彦の活躍の場は沖縄で、上下巻でないのに結構深居物語になってます。おもしろくて一気に読み終えました。

病としての韓国ナショナリズム 伊東順子
なぜ韓国の人々が強烈に「民族」を意識するのか、その対立意識はどのように、誰に向けられているのかということをまとめたモノ。

夢にも思わない 宮部みゆき
中学生が主人公の推理小説。するすると読めるのだけど、最後の最後でとてもつらい最後が待っています。つらい、というか、救いのない、というか。確かにそれが現実であり、そこがこの物語のリアリティを高めているわけですが。宮部みゆきの物語はそう言う意味ではある種残酷な終わり方が多い気がします。

吾人の任務 堀義人
MBAを取得できる専門学校、グロービスを創った、HBS出身の堀さんによる、自伝。以下にしてグロービスを創ったのか、そして発展させてきたのか。さらには堀さん自身ビジョンはなんなのか、ということがまとめられています。

気骨 呉士宏
中国に置いて、IBMの事務職から、MSの営業部長まで出世した呉士宏という女性による自伝。物語を書いたことがない人なのだと思うけど、時系列がバラバラで、読みにくいことこの上なし。分厚いワリにはあまり読んでも価値がないです。

シスコの真実 ジェフリー・S・ヤング
シスコ創業の話から、コンペの話など、いろいろはいっているけど、これまた情緒的な書き方でかつ翻訳がこなれていなくて、はっきり言って読む価値なし。

スナーク狩り 宮部みゆき
3つのストーリーが別々にスタートし、半日の間にそれが錯綜し、ある種予想外の結末をもたらす無いよう。ここでも最後の最後、救いがない話で、つらいです。

モジュール化 青木昌彦/安藤晴彦
最近話題になっている、モジュール化について様々な角度から検証した論文集。単に生産現場におけるモジュール化だけではなく、経営・組織論的にモジュール化という方法論を使うことによる、メリット・デメリットを明確にしている点で、非常に参考になります。

失敗から学べ! 板倉雄一郎
「ハイパーネット倒産」で一躍有名(?)になった、板倉さんの新刊。今度はご自分がVCにてお金を貸す方に回って、初めて見えてきたもの、自分の後輩達に学んで欲しいことをまとめた本。特に読む必要はないほど、当たり前の事が書かれています。その「当たり前」を実践することほど、難しいことはない、とも書かれていて、確かにその通りだと思いました。