『霍元甲』観ました。

ようやく観ました、『霍元甲』。しかしDVDのパッケージには英文字幕、とあったのに、実際には入っておらず、中文字幕で観ました…。アクション映画だからまぁだいたい理解は出来ますが。

例によってあらすじは香港電影迷宮さんのblogをどうぞ。ちょいと辛口の批評ですが。

■[見る][香港映画][アメリカ映画]《霍元甲(SPIRIT)》:2006-01-29 - 香港電影迷宮 blog

霍元甲という実在の武道家を李连杰(ジェット・リー) が演じています。中村獅童、脇役だと思い込んでましたが、どうどう主演扱いです(エンドロールのクレジットで確認)。確かに相応なだけのシーンがあります。アクションシーンもそこそこがんばってます。ココでのがんばりが『赤壁(邦題:レッドクリフ)』に続いたのでしょう。

アクション監督はその道の大家、袁和平(ユェン・ウーピン)なので、アクションが面白くないわけないのです。日本人の衣装がワダ・エミというのがちょっと驚きました(シンプルな色遣いだったので)。李连杰が主演を演じている『英雄(HERO)』でも彼女の衣装でしたね。

李连杰、中村獅童のインタビューなどでも出ていましたが、この映画はただのアクション娯楽映画ではなく、李連杰の強いメッセージが含まれています。『恨みはさらなる恨みを生み出すだけ』『他人に勝つのではなく自分に克つことが何より大切』という部分、観ているだけでも十分伝わってきました(中文でも)。

田舎の盲目の娘を孫儷(スン・リー)が演じていますが、中途半端で、いなくても良かったのでは?と思いました。北京に来てから知りましたが、現在孫儷は大人気女優で、彼女の出ているポスターが街の至る所に張られ、テレビドラマも3本ほど同時期に放映されているそうです。

ちなみに前に書いたように、主題歌は周杰倫(ジェイ・チョウ)の『霍元甲』で、エンドロールで流れます。日本版では差し替えられているとのことでしたが、調べてみたらHigh and Mighty Colorの『罪』でした…。ハイカラは好きだからなんとも…でもやっぱり周杰倫の曲で上映すべきでしたね。日本だけ主題歌を差し替える理由が(ハイカラを売り込みたいという理由以外)さっぱり思いつきませんし。