先日の日曜日、シンガポールのNUSから来港していたkosu0621さんを囲んで飲茶してきました。といっても僕はHKUSTの後輩とランチしてから参加したので、飲茶の方は30分程度しかいられなかったのですが。
その時にHKUST MBAの後輩morikenさんがPacific Coffeeのケースの話をしていてたのですが、どうやらそのケースはHKUSTが作ったとのこと。HKUSTにケースセンターはなかったはずだけどなぁ、と思っていたら...なんと最近開設したようです!
The Center for Business Case Studies (the CBCS)
多くのビジネススクール(MBA)では「ケース」と呼ばれる、実際の企業に取材したシナリオを用意、それを元に授業で議論を行います。ケースセンターとはそのケースを作る機関。全てのビジネススクールがケースセンターを持っているわけではなく、多くは他校から購入しています。ケースで有名なスクールというと、まずはハーバード。世界中のビジネススクールで使われています。それ以外にMITやスタンフォードも。
2006年に香港3大MBAをキャンパスビジットした時、HKUのみケースセンターを持っていて、そこがHKUの魅力の1つではあったのですが、HKUSTもようやくその点で力を入れ始めたということでしょう。ちょっと遅すぎる感もありますが、ないままよりはマシ。是非、中国・香港の事例を元に素晴らしいケースを書いて、世界中に売り歩いてHKUSTの名声を高めて欲しいです。
びっくりしたのはこのCBCSが主宰で、香港で知らない人はいない超人気若手俳優、謝霆鋒(ニコラス・ツェー)をゲストアントレプレナーとして招いて講演会をしていました!知っていたら仕事休んで見に行ったのに!!!
Nicholas Tse Shares His Secrets of Entrepreneurial Success at HKUST
2003年に映画やテレビのポスト・プロダクションの会社、Post Production Office(そのままやん(笑))を設立するも、俳優としての名声で仕事を取るのがイヤで昨年4月2日までCEOを務めていることは隠していました。事業が完全に軌道に乗ったため、昨年くらいから「実はこんな会社経営してました」という感じで色々ニュースにも出てました。しかしCBCSが彼をアントレプレナーとして呼ぶとは驚き。
広東語での公演かと思いきや、流石香港。謝霆鋒も全て英語で受け答え。興味がある方はCBCSのトップページからたどってビデオを見てみて下さい。しっかりビジネス用語ばりばり使って起業に対する考えを披露しています。