『巨大市場』、『覇権通貨』の著者、深井律夫さんの作品。こちらも日中間の経済問題を元にした経済小説です。
上記2冊の間に出た本ですが、筆の運びは荒削り感が高いです。僕の読んだ一作目は大幅改訂版とのことなので、そう感じるのかもしれませんが。それを差し置いても、中国での農業問題を取り上げてこれだけの小説を説得力もって描ききるのは素晴らしいと思います。なんでも著者は大阪外大中国語科・日本興業銀行出身だとか。中国経済に詳しいのもうなずけます。
中国ビジネスに興味がある人にはオススメです。
黄土の疾風 角川文庫
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KADOKAWA / 角川書店 (2014-02-10)
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