昨年末のFacebookでのお話。友達の友達によるポストで、「同窓会って意味ない。行っても金と時間の無駄。」というものがあったそうで。
RCCNな方々がこぞってその方のWallやらblogやらを生暖かい目で見にいき、盛り上がってました。
さて、本当に同窓会に出るのは無駄なのでしょうか?
短期的、直接的なメリット(仕事とかお金という意味)では多分得られるものは少ないもしくはゼロで、お金と時間を投資した場合の見返りとしては無駄とは言えると思います。その意味では実は共感出来なくもないです。
しかしそれだけが出るメリットでしょうか?思うに同窓会に出る目的は他にもあって、例えば、
1. ノスタルジーに浸る(過去の栄光、と言い換えてもいい)
2. 自分の立ち位置を確認
3. 自らが普段お付き合いしている人達とは全く違う視点・視座を得られる
というところかなと。
1に関しては、同時代を楽しんだ同級生との過去の思い出話に花を咲かせるのもまた一興。但し頻度高く参加すると飽きてくるということもあり、僕の場合はゼミの同窓会に数年~十数年置のペースで参加しています。
2の意味合いは、自分で認識している自分や昔の思い出話と、回りが認識しているそれらに差があることがあるので、利害関係ない昔の同級生を通じて確認する、ということ。自己認識と大きくギャップがあって凹む可能性もあるでしょうが、そういう認識調整の場として活用するのもありだなぁと思います。
3については、2にも近いですが、普段お付き合いしている人達というのは自分が好む人々なので、そうではない、昔同じ学校、クラスだったというほぼ唯一の共通点を元にした繋がりの人々と対話することで、普段見えない、触れることのない考えを知り、新たなアイディアが触発されるのではないか、というところ。
この3点は短期的にお金に換算できるようなものではなく、多分に自己満足なところもあります。しかし人生をより豊かにするという中長期的な方向性に対しては一定のメリットがあるだろうなと思います。
まぁあと極論すれば、どのような集まりであろうとも「お金を頂いたとしても出る価値のないもの」と「お金を払っても出るべきもの」というのはあるのだけど、最終的には本人が「どのような状況であっても何かを得よう、学び取ろうとする姿勢」さえあれば、無駄な集まりってのはないんじゃなかろうかと思います。
こんな話題で盛り上がっている最中に、20数年ぶりに、富山で通っていた小学校の同窓会に誘われるという偶然がありました!折角なので参加してみようと思ってます。
代表幹事のO君は昔から生徒会に立候補したりしていたので今回もらった案内に違和感がなかったのですが、他の幹事、会計係に上がっている名前を見てびっくり。小・中学校ではやんちゃ、ヤンキーの部類に入る同級生達が担当してます。僕の中の記憶は小・中学校止まりなので違和感多いにありなのですが、ずっとその場所に住み続けて仲よくしている人達から見ると、自然な成長の結果、なのかもしれません。楽しみ楽しみ...。