ここ数年、深圳が熱い!という話を良く聞きますが、どれも一部を針小棒大したような記事ばかり。
そんな中、深圳でご自身で起業し、工場を建てた著者が深圳のハードウェアに関するエコシステムの秘密を纏めた本を出してくれました。
僕も2009年から2014年まで、濃淡ありつつも深圳中心に勤務していた経験もあるのである程度知っているつもりでしたが、想像以上に面白い仕組みが出来上がっていて、スタートアップでもハードウェア製造販売にこぎつけられることが分かり、びっくりしました。
また著者はなんと日本交通のドライブレコーダーや社内の広告表示システム用液晶ディスプレイを提供していて、川鍋社長へのインタビューも載っていました。東京でタクシー乗るとよく見るあの液晶ディスプレイが著者の会社で設計、製造されていたとは、驚きです。
深圳スゴイ、中国スゴイ、という記事を読む前に、現地で頑張っている日本人起業家の著者の本を読むことをオススメします。
「ハードウェアのシリコンバレー深セン」に学ぶ−これからの製造のトレンドとエコシステム (NextPublishing)
posted with amazlet at 18.04.24
藤岡 淳一
インプレスR&D (2017-11-24)
売り上げランキング: 29,341
インプレスR&D (2017-11-24)
売り上げランキング: 29,341