三本の矢

最近おもしろい本が、今日の題名です。作者は某省の課長補佐らしいです。そのためか、非常にリアリティがあって、とってもおもしろい。

話の内容は、大蔵大臣の失言によって金融パニックが起ころうとするが、この失言が実は何者かに仕組まれたものであった、というところから始まります。

そこから様々な勢力争いなどが結びついて非常に複雑なお話になっていきます。また、経済学と政治学の基本的な知識がないと面白みは半減するでしょう。結構難しい用語や理論なども盛り込まれています。

金融ビッグバンに突入した現在、この本に書かれているシナリオは現実味を帯びています。そこらへんが現役官僚が書いたなぁ、というところなんでしょうが。ぜひ一読をおすすめします。