忘れてた

今日は「ビル・ゲイツの罪と罰」という本を読み終えました。4月頃買っていたんだけど、ようやく読み終えた。でも、読み始めたのは昨日(笑)。

内容的には、MSで実際に働いていたプログラマー側から見た、Microsoftの成長過程、という感じ。アメリカの書評では「噂などに基づいていて、客観的な信頼性に欠ける」との批判が相次いだ本ですが、日本では中村正三郎さんなどが「割と実状に近いのでは?」と書いています。これはハイテク評論家と、実際にプログラミングをしているプログラマの差、なのかも。僕もこちらの本に書かれているMSの姿が実状に近いんじゃないかと思います。

ただ、最終章のあたりの、司法省とのやりとりについては確かにそれまでの章とは違っていて又聞きしたことをつらつら書いている感じがします。だから、その点で書評をした評論家達は悪い印象を持ったのでしょう。実際問題、内部のプログラマ達にとって司法省とのやりとりは「興味の対象外」だったことは想像に難くなく、そのために、内容も薄っぺらくなっているのでしょう。

とにかく、なかなかおもしろい本でした。一気に読み終えてしまったし。