っちゅうことで、読み終えた本を少し整理。Webの方も更新かけておきました。
食うか食われるか ネットスケープvs.マイクロソフト
これはネットスケープとマイクロソフトの「ブラウザ戦争」などからサーバー戦争までについて、戦略的側面から描いた本です。別にどっちが良い悪い、というモノではないです。
両者とも、「ジュードー戦略」を効果的に使えた期間は非常に効果を上げたが、ネットスケープがその戦略を忘れた瞬間、マイクロソフトに食われてしまった部分を、関係者へのインタビューを通じて描いています。
この本は昨年発刊されたモノなので、今年に入っての、AOLによる買収等は含まれていません。ですので、ネットスケープは戦略を立て直せばまだ行ける、とこの本には書いてあるんですが...。つくづく「ドックイヤー」だなぁ、と思いました。
クルーグマン教授の経済学入門
山形浩生さんの翻訳の本。彼の文体、好き嫌いが別れると思いますが、この本に関しては僕はかなり気に入っています。経済学を、特に現在の実際の問題と絡めて知りたい人にはうってつけ。ま、メインはアメリカなんだけど。日本の問題についても少し触れています。ハードカバーだけどすらすら読めてしまいました。