奈良かぁ。奈良は今年の正月、春日大社に行っただけ。あれも奈良見物とは言えないし(^^;。良い情報ありがと>石井さん
そろそろ関西のメンツにも声をかけないと。まずは宿から(笑)。
さて、新聞、テレビなどでも取り上げられていますが、今日11月9日は、ベルリンの壁崩壊から丸10年。この10年は、本当にアッというまでした。
テレビでベルリンの壁を壊していく西・東ドイツ国民の姿をみて、ひどく興奮しながら新しい時代の幕開けを感じたのを思い出します。
「これからものすごい勢いで全てが変わっていく」と、そう思ってました。そして、実際にそうなりました。しかも予想もしないほどの早さと、ツールによって。
昔から、世紀末の最後の10年というのはそれまでの10倍の速度になる、特に千年紀末の場合は100倍だ、なんてことが言われてましたが、実際そうですね。100倍とまではいかないだろうけど、とにかく移り変わりが早かったというか。
そして、全てを変えたのは、政治というよりはむしろ従来のヒエラルキー型とは違う形態のコミュニティを現出させた、「インターネット」でしょうね。
そのインターネットを始めたのはすでに丸4年前。1995年で個人が自宅からインターネットを使っているのは周りには皆無でした。まだまだ日本では「アメリカで最近流行っているモノ」として取り上げられていたインターネットを始めた理由は、これで世界が変わる、と直感で思ったのと、丁度ワープロとバンドで使うMIDI用にPCが欲しかったため(笑)。あのときの直感は見事に当たっていたのですが、僕の想像よりもずっと速くインターネットは社会インフラになってしまいました。
今ではインターネットを意識しなくても使っている状態。たとえば大企業なら、気がつかないかもしれないけど文房具なんかは実はネット経由で購買されているモノを使っているかもしれない。電話はいつの間にかVoIPを使われているかもしれない。また、iモードもインターネットを活用しているけど、利用者はそんな意識はないでしょうね。
これからはマスコミでも「インターネットを使った○○」なんて書き方が無くなってくるんじゃないでしょうか。インターネットを使うのは当たり前になるだろうから。女性差別が無くなるのは「女性差別」という言葉が無くなったときだ、というのと同じですね。
なんか話がそうとうずれましたが(^^;、ともかくあれから10年。社会主義制度はほぼ崩壊しましたが、社会主義対資本主義という二項対立の見方そのものも見直しが叫ばれています。つまり、ベルリンの壁の崩壊は、社会主義に対する資本主義の勝利である、という見方が本当に正しいのか懐疑的である、ということですね。
実際、行き過ぎた資本主義は国家レベルでの経済活動を壊滅に追い込みかねません。ここ数年のアジア危機などがその良い例でしょう。制度としての社会主義は崩壊しても、理念としての社会主義、マルクスが唱えた社会主義というのは、必ずしも間違いだらけであったとは思えません。
とか書いてますが、まだまだここらへんは勉強不足。というか勉強不足のまま大学を卒業してしまったので、今日という日を機会に、少し勉強しなおそうと思ってます(笑)。