今日「サイゾー」のWebを見ていたら、NTTDoCoMoのi-modeについて、こう書いてありました(うろ覚え)。
「飛ぶ取り落として、サーバー落としたi-mode」
うまいっ、座布団一枚っ、と思いました(笑)。加入者増えすぎて今度は加入抑制なんて、本末転倒ですね。
とはいえ、これの原因は、単にDoCoMoが加入者の増加を見誤った、というだけではないんじゃないかなと思ってます。じゃ、どこに原因があるのか。それは、i-modeが「電話と同じ品質のインフラ」と見られてしまっているのが、原因だと思っているのです。
もともとi-modeで使われている技術は、「データが相手に届いたことを保証はしない」インターネットの技術をベースにしてます。つまり、無線技術、パケット技術などは、「不安定」なんですよね、まだまだ。
特にインターネット上にあるサーバは、結構落ちてますよね。Webにしろ、FTPにしろ、SMTPやPOPにしろ。それは利用者が通常の利用の仕方だと落ちていることにあまり気が付かないだけで。
だけど、i-modeの場合は落ちているのがわかりやすい形ででてしまった(特定の時間帯はメールが一切届かないとか)ため、問題になっているわけです。もちろん、それだけi-modeが「インフラ」的に使われ始めている証拠でもあるんでしょうが。いや、i-modeに限らず、携帯電話を使ったパケット通信サービス全体が、社会全体からそれだけの「安定性」を求められているんでしょうね。
これはキャリア(電話会社)のみならず、携帯電話を供給している各家電メーカさんも、これから非常に大変な時代になるんじゃないですかね。電話並に安定しているモノを作り上げていかなければならないと言うことは、今までとモノ作りの精度が1桁も2桁も違って来るという意味だろうから。