書評など。

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久し振りに溜まった書評を。

浅見光彦のミステリー紀行 第7集 内田康夫
浅見シリーズで舞台となった各地方・都市についての紹介本。今後の国内旅行の目安程度にはなります。

ソウル マイハート 黒田福美
韓国通で知られる、黒田福美の最初のエッセイ集。単に韓国ファンになったときの経緯だけでなく、その後どのようにしてはまっていったか、その過程であったつらい出来事なども赤裸々に書いています。おすすめ。

韓国美人事情 川島淳子
韓国続きですが、韓国の女性は綺麗だとよく言われます。確かに街を歩いていても美人が多い。そこで、この本では本当に美人率は高いのか、だとしたらそれはなぜ?ということを綴った本。

予想以上に、美容整形へのポジティブな考えを持っている韓国女性にちょっと驚きでした。もちろん美しさの原因はそれだけでは無いのだけど。

ONとOFF 出井伸之
SonyのCEO、出井さんによるエッセイ集。元ネタはイントラネット上のエッセイ。

どれだけ忙しくてもうまく時間をやりくりして、仕事だけに集中しないで、幅広く様々なものに興味を持つ、というのは僕の理想型であり、非常にためになります。少しおすすめ。

クロスファイア 宮部みゆき
映画化もされました。前から興味があったけど文庫になるのを待っていた本。

念ずるだけでなんでも発火させることが出来る女性を主人公に、哀しい物語が綴られます。特に最後の最後のシーンはとても哀しい。でも、ある意味あれで主人公は救われているのかもしれません。とってもおすすめです。

今夜は眠れない 宮部みゆき
突然過去に一瞬関わりを持っただけの男性に莫大な遺産を送られた母。それに応じて周りがガラリと変化していき、あわや家庭崩壊か、というストーリー。

崩壊するかは読んでのお楽しみ。しかしそうくるか、というどんでん返しは小説ならではです。

大極宮 大沢在昌 京極夏彦 宮部みゆき
大沢オフィスに所属する、上記三人の作家のエッセイ集。全てはWebに毎週載せているエッセイを修正加筆。

読んでいて各人のキャラクターが非常に反映されていておもしろい。特に京極夏彦は、本は実は未だに読んだことがないんだけど、文量が多いことはよく知っている(分厚いからすぐわかる)のだけど、エッセイもダントツに長い!(笑)。でも長く書きたくなる気分はよくわかります。

ザ・ゴール2 エリヤフ・ゴールドラット
前作にて、工場を見事立ち直らせたアレックス、今回は「生産工程管理」ではなく、営業やマーケティングに「TOC」など、恩師から習った方法を利用していきます。

つまり、TOCなどの考え方は生産過程、つまり工場などだけで役立つモノではなく、ホワイトカラーの生産性をも挙げることが出来るツールである、というのが趣旨。ビジネスパーソン必読です。

グラウンド・ゼロ 坂越ジョージ
グラウンド・ゼロ、それは9・11で崩れ去ったWTCの跡地のこと。NYCにて必死にがんばっている日本人達、そしてマスコミの言葉だけを信じてNYCの栄光は終わった、と思っている日本人へ向けて書かれた本です。

この中の大きなメッセージは「NYCはすでに再生を始めているし、そのために世界中から人が集まってきてお金を使ってくれることも復興への手助け」であるということ。これはホントその通りだと思いました。誰もが共感できる無いようではないと思うけど、僕の胸には響くモノがありました。

Oops! はな
タレントのはなちゃんが書いた、英語の本。といっても勉強向け、というよりは、息抜きタイムに、こんな簡単な表現でこんなに表現豊かになれるんだ!ってフレーズや考えをエッセイにまとめたものです。