『ぼくらの第二次七日間戦争』シリーズ読了

これで本当に菊池や相原とお別れ。20年近く前から続いているシリーズ、と考えれば当然かぁ。

当初はオトナvsコドモ、という図式で、わかりやすかったし共感しやすかった。著者としても書きやすかったと思うけど、近年はコドモの敵はオトナではなくコドモ自身だったり、もっと曖昧な、コドモのようなオトナやオトナのようなコドモな存在だったりして、著者も悩んだようです。

でも、「コドモが楽しく生きて、輝ける未来を描ける社会であるべき」という、シリーズ当初からの根本的なテーマは、崩れていないです。だからこそ、読み続けたわけで。

これを機に、『ぼくらの七日間戦争』のキャストを集めて、『ぼくらの第二次七日間戦争』の映画を撮ってくれると面白いんだけど。宮沢りえ以外に俳優続けている人がいるかは疑問ですが…。大沢健も見なくなっちゃったしねぇ。