『白夜行』読了

これまた一気に読み終えました。一組の、女の子と男の子の成長記とでもいうべき作品です。暗く、そして主人公がこの男女であるにもかかわらず彼らの心のうちはほとんど語られず、回りの人々の視点でのみ浮かび上がらせています。

また『幻夜』と大きく違うのは、1章毎に切れ目があり、彼らの所業が描かれていること。もちろん、明確に彼らのしわざとは書いていないのですが。勘繰りながら読み進めていくことになります。

この大作は読むべし。

白夜行
白夜行
posted with amazlet on 07.04.03
東野 圭吾
集英社 (2002/05)
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おすすめ度の平均: 4.5
5 白夜を行く雪穂と亮司
4 ちっとも美しくなんかない
5 原作の雪穂はドラマよりさらに冷たい感じがした。