昨年香港で買ったのに、忙しくてお蔵入り状態だった『如果・愛』、ようやく観ました!というのも、友達と話していて、この映画の話が出てきたので、帰国したら観なきゃ、と思っていたのでした。邦題だと『ウィンターソング』となっていて、ちょっと違う感じもしますが…。
上海にて、中国の大スターを演じる周迅(ジョウ・シュン)と、香港の大スターを演じる金城武が、張學友(ジャッキー・チュン)演じる監督のミュージカル映画で初共演をするのですが、実は金城武と周迅は10年前に恋に落ち、そして突然わかれてしまっていたのでした。
監督は陳可辛(ピーター・チャン)。先週観た『投名狀』は、彼の監督作品でもあります。作風が全然違いましたが、投名狀は元々監督が長年暖めていたアイディアだったとのことで、以前は『甜蜜蜜(邦題:ラブソング)』のような、やっぱりラブロマンスを多く手がけています。
もう2年前の映画とはいえ、ネタバレな内容は書きませんが、本当に良い映画でした。ミュージカル映画を撮る、という設定のため、物語の最中は現実とミュージカルの部分が交差していて、虚実どちらだ?と思うところもありますが。
そしてミュージカルシーンはなんと言っても香港で歌神と呼ばれる張學友の独壇場。上手すぎます、本当に。金城武も周迅も共にヘタでは決してないんだけど、張學友の前では霞んでしまっています…。サントラが欲しくなってしまいました(笑)