毎週金曜日19時からの授業、『Managing in Asia』では、元Wal-Mart ChinaのCEOであるProfessor Cassian Cheungの授業です。彼はKelloggのMBAホルダーでもあります。
この授業では毎週アジアのトップマネジメントをゲストスピーカーとして招いていて、質疑応答含め3時間超の授業なのです。
今週はスターバックスの競合相手である、香港ローカルのコーヒーショップPacific CoffeeのNon-Exective Chairman、香港で有名なコスメ小売りチェーン、莎莎(SASA)のボードメンバーも務めた経験のあり、香港科技大学EMBAで教壇にも立っているRoger King氏を招いて、Pacific Coffeeの立ち上げから今後5年後の成長戦略についての講義でした。
その中でスターバックスについて、さりげなくふれた一言に、歴史を感じてしまいました。Pacific Coffee社内では「Mr.Green」と呼んでるらしいですが(笑)
香港のスターバックスは、香港中に多様な形態でレストラン・ケータリングビジネスを展開している外食最大手の『美心集団』との合弁とのこと。スターバックスって直営が基本で合弁は日本だけ、と聞いていましたが、2000年以降は戦略を変えていたようで、いくつかの国で合弁で出店しているようです。
その美心集団はさらにジャーディンと資本関係がある、とまでKing氏は言及。おお、と思いました。ジャーディン・マセソン商会、美心集団もにぎっているんですね。何度かblogでも取り上げましたが、ジャーディン・マセソン商会の設立当初の主業務は中国へのアヘンの輸出です。香港割譲の原因ともなった、アヘン戦争は彼らが原因を作っているわけです。
もちろん今はそんなビジネスに手を染めているとは思いませんが(笑)、未だに香港のビジネス界ではジャーディン・マセソン商会の影響があるというのに、改めて驚きました。
帰ってみて検索してみたら、本当にその繋がりを理解できる記事を発見。しかもつい先週の出来事。