『戲王之王』観ました。

周星馳(チャウ・シンチー)の『喜劇之王』と間違われやすいんですが、全く違う映画で2007年に公開されたものです。

Twinsの蔡卓妍(シャーリーン・チョイ)が、第二十七回香港電影金像獎頒にて最佳女主角にノミネートされたのがこの作品。実はあまり食指が動かなかったのですが、Monicalさんのblogで以下のように書かれていたので、観てみることにしました。

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HongKong Addict Blog 第二十七屆香港電影金像獎の結果を見て

今年の主演女優賞は個人的にはどうしても蔡卓妍(シャーリーン・チョイ)に取ってほしかった、というのが本音です。ご覧になっていない方が多いと思いますが、私は《戲王之王》のコメディエンヌぶりを見てただのアイドルからはとうに脱皮していると痛感したのでした。
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物語のあらすじは香港電影迷宮さんを観ていただくとして。

■[見る][香港映画]《戲王之王》:2007-06-19 - 香港電影迷宮 blog

主演は袪瑞文(ジム・チム)。たまーにチョイ役で見かけたりしました。あとはもちろん阿sa。

森美(サミー)、曾志偉(エリック・ツァン)、杜汶澤(チャップマン・トー)、黄秋生(アンソニー・ウォン)、林雪(ラム・シュ)、田啓文(ティン・カイマン)など、豪華な名脇役陣で固めています。その他、映画監督の陳果(フルーツ・チャン)、葉偉信(ウィルソン・イップ)、麥兆輝(アラン・マック)まで出演。麥兆輝は本人役で出てるし(笑)

阿saは中国から出てきたIII級片女優(AV女優)役で、メジャー映画デビューを目指して俳優学校に通っている設定。台詞を聞いていて、広東語なんだけど普通話っぽい、強い違和感を感じていました。物語の途中で、中国から出てきた、という部分を普通話で話していたので、普通話訛りの広東語をしゃべってる、ということかと納得。

III級片女優役だけあって、ちょっとしなしなとした演技や胸の詰め物はご愛敬。いや、不自然に大きい訳じゃないけど、阿saの胸はもっと小さい!(どこみてんだお前というツッコミは無しで)。

まぁ阿saに限らず香港女性はみな細いですよ、全体的に。香港人の友達曰く「頭から眺めていくと、顔はいいんだけど胸が小さい香港人が多すぎる」だそうな…そんなこと言ってるから彼女がいないんでは…と心の中で突っ込みましたが。

ほぼ2時間と、香港映画としてはちょっと長めの尺です。阿saは、キャピキャピしたイマドキの香港の若い子、だけじゃなくてこんな役もちゃんと演じられるようになったのね、という点で、Monicalさんのご意見に賛成です。