金融不況の波がこんな所にも…。

ネタの大本は明報の情報らしいですが、張學友（ジャッキー・チュン）と汤唯（タン・ウェイ）が主演でコメディ映画を撮るそうです。

中国映画に詳しい人ならご存じでしょうが、汤唯は2007年に出演した『色・戒（ラスト・コーション）』にて大胆ラブシーン有りの女スパイ役を演じ、中国映画界から実質上締め出されています。これは映画界の意向、というよりは中国共産党による意向、と考えられます。

しかし昨年、香港政府が定める「優秀人材入境計画」によって香港の市民権を得、現在は香港人になっています。そのため香港映画には出演可能なわけです。

以下、この二人が演じるラブコメ映画についての情報です。

張學友は2005年の『如果・愛』以降映画出演無し、歌手としても昨年のライブ以降ストップ。事実上休業中だったのですが、この映画で芸能界に完全復帰とのこと。

その理由が…昨年のリーマン・ブラザーズによるボンド債で、数千万香港ドルの損失を出し、その穴埋めをしなければいけない、とのこと。日本円で億単位のお金です。

それだけ運用していたのもスゴイですが、それが吹っ飛んだのでお仕事再開、というのもちょっと切ない感じがします。金融不況の影響が香港芸能界にも及ぶとは…。