詩雅(ミッシェル・ワイ)、冼色麗(ボニー・シン)、王敏奕(ヴィーナス・ウォン)、林諐軒(ウナ・リン)主演、その他曾國祥(デレク・ツァン)、呉浩康(ディープ・ン)、駱振偉(カールソン・ロク)等出演、畢國智(ケネス・ビー)監督作品です。
例によってあらすじは香港電影迷宮さんのblogでどうぞ。
■[見る][香港映画]《囡囡》:2010-04-10 - 香港電影迷宮 blog
詩雅と冼色麗が映画のポスターでブラを外すポーズで写っていて街中でも目立っていたのですが、冼色麗はこれまで全然知らない女優さん。調べてみたら『分手説愛你』にも出ていたのですが、気がつきませんでした。ポスターだとそうでもないけど、映画の中ではかなり綺麗でした。
詩雅を観るといつも酒井美紀を思い出す…それくらい似てるんですが、詩雅も冼色麗も共にあまりこういった援交をやるちょい汚れ役的な役からはほど遠い感じの、綺麗な女優さん。だからこそ、意外性があって良いのかも知れません。詩雅は『前度』にて陳偉霆(ウイリアム・チャン)と激しいラブシーンがあったので、この映画で驚くことはありませんでしたが。
それにしても、AVに続いて日本から『援交』という言葉まで輸出してしまいました…どうなんだろ、それって。
またこの映画の中で詩雅はヒモ同然のゲームオタクと暮らしています。それが解せない!詩雅は援交の仕切り屋で、手数料で暮らしてます。なんでこんなオタクと一緒に暮らしてるのか、と、一緒に観に行ったクラスメートのEdgarに香港人代表として(笑)聞いてみました。
彼の周りにはさすがにいないけど、香港では確かにああいうヒモ的な男は一定数いて、彼等が可愛い彼女に貢がせている理由は「彼女が愛する以上に彼が彼女を愛してるから」だそうで…女の子からしたら満たされるんだとか。それでも納得いかないなー。
冼色麗は金持ちの女の子で、日々の生活に刺激が足りないからと、普通の援交のみならず、相手にお金を逆に渡すという倒錯したことをしでかします。相手によって与えるお金が違うのが妙にリアリティがあるというか…。イケメンといたしたときはHK$1,000、便所で便所掃除夫といたした時はHK$10だけ渡していて、観客も笑ってました。
日本では絶対に上映されないでしょうが、これも香港の風俗史、というか香港の一面であり、そういう部分を知るという意味ではなかなか面白い映画でした。