甄子丹(ドニー・イェン)、舒淇(スー・チー)、黄秋生(アンソニー・ウォン)、黄渤(ホアン・ポー)主演、陳嘉上(ゴードン・チャン)がプロデューサー、劉偉強(アンドリュー・ラウ)監督です。
例によってあらすじは香港電影迷宮さんのblogでどうぞ。
■[見る][香港映画]《精武風雲・陳真》:2010-09-26 - 香港電影迷宮 blog
この映画では甄子丹のアクションのみならず、ピアノの腕前も見せてくれます。
日本軍が上海を支配下に置こうとしていた時代を描いていて、日本人達との対決で甄子丹が大活躍です。
アクションを見ていて、どうも手技が多く詠春拳っぽい。甄子丹、『葉問』を2作演じたので詠春拳の癖が抜けないのかな、と思っていたのですが…。
最後のバトルシーンの「アチョー」という怪鳥音とヌンチャクで思い出しました。この映画は李小龍(ブルース・リー)が主演を演じた『ドラゴン怒りの鉄拳(原題:精武門)』のリメイクだったことを!
李小龍といえば、詠春拳を習い、それを元に截拳道(ジークンドー)を作ったマーシャルアーティスト。詠春拳的な手業が多いのも当然。もちろん、本来の詠春拳よりもキレの良い足技も多くて、功夫映画としても非常に上手く描けてます。
それにしても…上海を舞台にしているのに全編広東語とはこれいかに?みんな普通話も出来るはずなのに。黄秋生なんかは上海ビジネス界の顔役、という役柄なのだから上海話を話すべきなのに。普通の日本人からしたら普通話と広東語の区別もつかないだろうから良いかもしれないけど。
ちなみに日本人の軍人の日本語吹き替えは葉山豪が担当していた模様。