在米の経営コンサルタントである梅田望夫さんと教育学者の飯吉透さんによる共著です。
ウェブを使ったオープンエデュケーション、というと2003年に始まったマサチューセッツ工科大学のオープンコースウェアを思いだしましたが、実際あれから全米で様々な形でウェブを使った教育プラットフォームが立ち上がっているそうです。
このプラットフォームにより、高等教育が「先進国や途上国の一部の人だけのもの」ではなく、世界中の全ての人に開かれる、という状況が起こりつつあります。
英語圏でのお話、とはいえ、実際にはオープンエデュケーションを進めている各教育機関ではアメリカ人のため、ではなく、グローバルな視点で制度設計をしているそうです。
それでも一般的な日本人にはまだ敷居は高いかもしれません。とはいえ、こういうプラットフォームが無料で世界中のどこからでも利用可能な状態になりつつあるというのは、今後の日本の教育制度にも何らかの影響を与えていくだろうと思います。
ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)
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梅田望夫 飯吉透
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