シンガポール旅行記3日目及び総括

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朝4時半に起き、5時にはチェックアウト。そして6時50分の便に乗るべくタクシーに乗り込みました。

あっという間の3日間、というか実質2日間。Tigar Airがこんなに安いとは思いませんでした。これならしょっちゅう遊びに行きたくなりますね。実際には年に1回程度だろうけど(笑)


13年前に来たときは、就職直前でまだ学生だったので、今とは全然視点が違って当たり前なのですが、今回感じたことを簡単にメモしてみます。ちなみに今回泊まったホテルは学生の時泊まったホテルとは比べものにならないくらいの安宿...普通は逆のハズなんだけど。

・香港以上に高い多様性と国際性
シンガポールの公用語は英語・中国語(普通話)・マレー語・タミール語の4つ。華人が70%以上とはいえ、英語がどこでも通じます。香港だと英語通じないところは結構あるので、英語しか出来ない外国人にはシンガポールの方が住みやすいでしょう。

またマレー人やインド人、タイ人など近隣諸国出身の人も多く、人種のるつぼ的な状態が一目で分かります。反面、肉体労働系はマレー人が多く従事している様子。人種差別ではないのでしょうが、結構露骨に教育レベルやスキルが問われ、実力主義国家だと感じました。

・平均的に教育水準が高い
上記の通り実力主義が強いので、皆勤勉でよく勉強します。それが如実に表れているのが、地下鉄の自動券売機。どう現れているかというと、操作が複雑なのです。機械がわかりやすい手順を提示するのではなく、利用者に考えさせるシステムを採用する地域、国というのは基本的に平均的に教育水準が高いです。例えば日本の券売機もかなり多機能で複雑。

対して、中国や香港は平均レベルではまだそこまで教育水準が高くないためだと思いますが、券売機はかなりシンプルです。

・ビジネス環境は香港に似ている
香港の優位性としてよく上げられるのが、欧米並みのビジネス慣習・法制度と中国へのゲートウェイ機能。シンガポールもそこは似ていて、中国へのゲートウェイ機能の代わりにASEAN諸国とのハブ機能になっています。

シンガポール国内市場自体は小さい(500万人の都市国家)ですが、そこを拠点としASEAN諸国へビジネスを展開するというのが現実解であり、面白い所だと思いました。

シンガポール、香港両者は常にお互いをライバル視して、激しく競争をしあう都市国家。今すぐシンガポールへ移住ということはないでしょうが、将来的に香港とシンガポールを行き来するというのはありそうだなと思ったのが、今回の旅の収穫でしょうか。