『我願意』観ました。

李冰冰(リ・ビンビン)、孙红雷(ソン・ホンレイ)、段奕宏主演、孙周監督作品です。

李冰冰が演じるのは高学歴、高収入、高身長の3高揃った美人の微微。7年前に突然振られた彼氏を引きずり、30過ぎても独身彼氏無し。7年前の彼氏はともかく、日本や香港ではこういう女性が増えてますが、とうとう中国でもそういう女性をモチーフにした映画が出てきたか、という感じです。

微微が男性に求めるものは経済的な安心感だったり、見た目だったり。そんな中、正体がよく分からない、フリーターのような楊(孙红雷)と出会い、また昔の彼氏Jim(段奕宏)が突然アントレプレナーとして成功して目の前に現れて、三角関係が始まります。

李冰冰が演じる女性はどれも芯が強くて、結構ワンパターン。舒淇(スー・チー)が酒と男におぼれる役が多いのに似てます...。ちょっと見飽きた感じ。この映画で美味しいところを持って行くのはやっぱり芸達者な孙红雷。彼の正体は...やっぱり、という感じで、この手のドラマの王道みたいなものですが、中々楽しめました。

唯一イマイチだったのは、最後にパリのシーンがありますが、わざわざパリでロケする必要は無かったのでは?まるで『パラダイス・キス』のニューヨークロケみたいな...。

ちなみに映画のタイトルは王菲(フェイ・ウォン)の代表曲の1つ。ここぞというシーンでも彼女の歌声が流れます。