国際化の壁?

HKUST MBA PTの後輩が書いたblogに、非常に共感。

卒業ディナー@アイランドシャングリラ:東涌日報-香港科技大学(HKUST)PT MBAの日々も-

共感した部分をちょいと引用。

「これから俺は広東語で話すぜ、MajorityにServeしなければいかないからな、広東語できない奴ごめんよ!」(ここまでは英語。。。)と言い放ったのには腹が立った。

こういっちゃ後輩にも悪いけど、正直こういうメンタリティがPTに通う多くの香港人の特徴だと思います。幾ら英語が上手くても、なぜか広東語出来ない少数派のことを慮ることをしないという...。言葉だけじゃ無く、文化・教養面でも、マイノリティを気にしない傾向が強いです。

だからこそ僕がマイノリティである外国人卒業生の意見を反映させるために、HKUST MBA Alumni AssociationのExecutive Committee Memberに立候補し続けているわけ。そうでないと、MBAAAの活動が「PT卒の香港人達にとって役に立つ」ものばかりになってしまうから。

話はやや変わりますが、香港に来て以来行うトラムツアーでは、毎回日本人比率を「絶対多数」にならないよう誘い方に気を付けています。それはまさしく上記の件を避けるため。

自分自身がMBA留学中、何度となくマイノリティとして中国語・広東語だけの場に放り込まれ、何度「こんなつまらない集まり二度と出るかー!」と心の中でののしったことか。これは言葉だけでは頭で理解出来ても、何度も経験しないとマイノリティへの配慮という意味では中々改善しないと思います。

マジョリティがマイノリティを気にかけないのは香港人や日本人だけじゃないけど、ここらへんが国際化の壁になってるんじゃないかなと密かに思っています。