仮想戦記を得意とする作家だけあって、日中両国の部隊についてかなり細かく書かれています。物語は尖閣諸島に上陸しようとして捕まった中国人船長が釈放された事件を起こした某党の末期、またもや中国が尖閣諸島に上陸するという計画を実行した際の、日中の駆け引きを描いています。
かなり真に迫っている感じがします。結末も、本書のタイトル通りになりますが、現実もそうなるのではないか...と思わされるくらい、駆け引きも日本と中国それぞれの特色を上手く捉えて描いていました。
尖閣喪失 (中公文庫)
posted with amazlet at 13.10.20
大石 英司
中央公論新社 (2013-06-22)
売り上げランキング: 107,358
中央公論新社 (2013-06-22)
売り上げランキング: 107,358