『警察故事2013』観ました。

成龍（ジャッキー・チェン）、劉燁（リウ・イエ）、景甜（ジン・ティエン）主演、その他に鄭曉寧、王志飛、張藍心、古力娜扎、于榮光等出演。丁晟(ディン・シェン)監督作品です。

古力娜扎は最近中国で人気のウイグル族出身の女優で、北京電影学院出身。景甜の後輩ですね。

さてさて、香港での上映初日に観に行ってきました。なにせ前作からほぼ10年ぶりの『ポリスストーリー』最新作。そして成龍だけじゃなく、イチオシ女優の景甜までもが出ているのだから、観ないわけにはいきません。

プロローグで、製作会社からプロデューサー、その他制作側のクレジットが出てきたときに、ほとんどが中国人の名前で、この10年の香港の変化を強く感じました。実際成龍以外はほぼ全て中国人俳優。香港での上映のため広東語に吹き替えられてましたが、オリジナルは普通話。成龍作品が中国映画とは...。

そしてもう一つの変化は、成龍が父親役を演じていること！これまで成人した子供がいる役って、演じたことがなかったのでは？前作、40代後半の時は恋人役に楊采妮（チャーリー・ヤン）で、彼女は僕と同じ年なので「ソレは流石に年の差ありすぎだろう」と思ったものでした...。今作では景甜が娘役。赤い短髪で濃いメイクと不良ルックで登場し、イマイチだなぁと思っていたら、実はお父さんへの反発でそういう格好をしているだけで、後半からはいつもの通り（？）美しい景甜に戻ります。

これまでのポリスストーリーシリーズは香港の雑多で猥雑な街並みを巧みに使ったアクションがウリでした。本作では想像上の街で、かつほとんどのシーンが工場跡を利用した酒場内でのシーン。香港が年々こぎれいになり、洗練されてきたためか、かつてのような街並みをフル活用したようなアクションは難しいのかもしれません。出来るとしたら『風暴』のようなCGとの合成...。

ここ10年の香港と中国のことをすごく意識させれた映画でした。

以下のサイトに色々詳しいことが載っていたので、リンク張っておきます。