反原発派でアマチュア作家の北野さんが、今の日本の原発に対する方向性への警告として描いた、起こりうるフクシマ後の世界。
アマチュアだけあって描写はまだまだ荒削りですが、そこに書かれている世界というのは、可能性としてありえると思いました。
フクシマ後に再起動した原発のうち、浜岡原発がまたもや地震でフクシマ以上のひどさでメルトダウン、本州は人が住めなくなり、北海道はロシアに、九州は中国に事実上占拠されてしまう。その合間に沖縄は独立国家宣言。そして日本から逃げ出した一組の親子が避難民として世界を転々とする模様を描いています。
こういう事態になっても慌てないよう、香港で永久居民権は取っておきたいと思いました。