最近香港の商工会関係者で飲み会があり、参加したときに聞いたお話。
たまたまある方の本社社長がKellogg-HKUST Executive MBAを今年卒業されたばかりということでHKUST話に花が咲いたのです。
EMBAなので当然エグゼクティブ、つまり経営層の方が行くMBAであり、社費が圧倒的に多いわけです。そこでその社長も会社の経費として会計士にも相談の上、経費処理をしたらしいのですが...。
なんと国税当局からNGが!その理由がすごい。
『社長が学ぶ必要はないから会社経費として認められない』
えーーー?という感じです。いや、僕がもう日本を離れて7年もたつので、僕の感覚がおかしいのかもしれませんが...。社長が学ぶ必要無い、はずがないでしょう。社員の誰よりもより学び、高みを目指すべき存在なのでは?日本の官僚の感覚にびっくりでした。
ちなみに以下のblogでは海外で起業され、シカゴ大学EMBAに行かれている方ですが、当然会社経費で問題無く処理できているようです。
僕はベンツではなくMBAを選びました・・・:シカゴ大学 EMBA留学&海外起業ブログ
香港では香港政府が生涯教育に力を入れているようで、政府が選んだ様々な分野の教育コースに対して最大学費の8割(上限はHKD10,000)を補助してくれます。これは返済不要。
The Continuing Education Fund (CEF)
また税制でも、年間最大学費控除としてHKD12,000を差し引くことが出来ます。だから業務時間後スキルアップに励む香港人多いです。
話が若干逸れていますが、失業中の人にだけ職業訓練プログラムとかを与えるのではなく、常日頃から国民一人一人が自らスキルアップに励むような取り組みを行っていく方が、健全な気がするのですが。