80年代までは勢いのあった日本のハイテク産業がなぜその後落ちぶれたのか。徹底的に分析した本です。
色々要因はありつつも、アナログからデジタルへ技術が移行した事への対応が遅かったこと、またそれにより垂直統合型（技術・部品のすり合わせが必要な構造）から水平分業（規格化が進み部品のモジュール化が進んだ構造）へモノの構造、産業の仕組みが変わったため、競争力を一気に失ったところにあるという点が大きかったようです。
日本のビジネスの進め方は未だに垂直統合型の意識が残っているので、ここを変えないとなかなか経済は上向かないのではないかと思う次第。
