『99%の絶望の中に「1%のチャンス」は実る』読了

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IT経営をしていた著者が東日本大震災の後、故郷で見た景色の中に見いだした1%のチャンス。それが地元の名産品、苺を、既存の方法では考えられないやり方でブランド苺として東京の百貨店で売り出すこと。

自然災害による地元壊滅という絶望の中でもあきらめず、粘り強く地元の人たちを巻き込んで立ち上げた苺販売事業を元に、人生の教訓を書いています。

著者はグロービスMBA卒ということもあり、MBAの世界観の中ではきわめてまっとうなやり方で事業展開をしようとするわけですが、現場で長年やってきた地元の人たちに簡単に受け入れられるわけもなく。本で書かれている苦労はほんの一部で、実際にはものすごく大変だったんだろうとお察しします。

99%の絶望の中に「1%のチャンス」は実る
岩佐 大輝
ダイヤモンド社
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