銅鑼灣書店事件に関して、中国から新たな情報が出てきました。
失踪の香港書店関係者「中国本土にいる」 当局認める:日本経済新聞社
中国の国営放送CCTVによる独占告白インタビューという形で、タイ滞在中に失踪した桂民海の映像が流れました。その中で桂民海は「11年前に交通事故で女性をひき殺してしまったことを後悔し続けていた。自分の意思で自首した。自分はスウェーデン人である前に中国人なので、スウェーデン政府も関与しないで欲しい」と話しています。
このインタビューはいろいろアラがあり...例えば11年前の交通事故の容疑者は桂敏海と一文字名前が違ったり、年齢も交通事故当時46歳のハズが、裁判所の記録では39歳となっていたり...明らかに別人の記録を持って来て無理矢理自白させています。
Questions raised after missing HK bookseller 'confesses' to drink-driving death on state TV:HKFP
しかしながら、実はジャパナビりえさんのこのTweetが的を得ている気がしてなりません。
銅鑼湾書店関係者失踪事件、拘束が認められた1人の件は、すごくわかりやすくて粗い展開だけど、そもそもバレないようにというわけでもないんだろうとも思うんですよ。どうでもいいけどうるさいから公式発表出して押し切る的な。そのほうが怖い...あと、何の疑いもなく信じる人がいるのなら、それも怖い
— Rie(りえ)☂ (@japanavi) 2016, 1月 18
さらに言うと、仮に失踪した5人が全て何らかの条件下で香港に戻れる状況になったとき、当局は「ごめんごめん人違いだった」ですますための予防線でもあるのかなと...勘ぐりすぎでしょうか...。
このインタビュー後、香港から失踪した李波からも手書きのFaxで桂民海の件についてCCTV同様の事を書いて送ってきているそうです。また広東省の公安が香港警察からの問合せに答え、李波が広東省にいることを認めたそうです。
情報が小出しに出てきましたが、他の3人がどうしているかも気になります。