『絶望の裁判所』読了

元裁判官で明治大学法科大学院専任教授の著者による、現在の日本の裁判所の実情について、素人にもわかりやすく纏めた本です。

この本を読むと日本の裁判官達が21世紀に入ってからより官僚的になり、事なかれ主義で判決文を書いているようです。一般市民に寄り添った判決が出にくい状況になりつつあるそうです。

裁判官のお世話にならない人生の方が色々楽かとは思いますが、いつ何時自分が巻き込まれるかはわかりません。その時に、裁判所がこの本で書かれているような状況だと、頭を抱えそうです...。

絶望の裁判所 (講談社現代新書)
瀬木 比呂志
講談社
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