『空飛ぶタイヤ(上)(下)』読了

2006年に発刊されたこの経済小説。2002年に発生した三菱自動車による不祥事を元に書かれた作品ですが、今年に入って発覚した三菱自動車の新たな偽装事件で、再度注目を浴びていました。

三菱自動車、歪んだ「エリート意識」の末路〜10年前に書かれた池井戸潤『空飛ぶタイヤ』の洞察力がスゴい:現代ビジネス

上下巻、結構なボリュームがありますが、止めることが出来ず一気に読んでしまいました。大手財閥企業のさもありなんという内部の人の言動、そしてそれが一向に改まらないというところはまさに現実と同じ。できすぎなくらい秀逸な小説です。

そして大手企業で働く人達の傲慢さ...どうにもならないんですかね、潰れないと。

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)
講談社 (2014-03-14)
売り上げランキング: 638
空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)
池井戸 潤
講談社
売り上げランキング: 1,680