『日本の音楽が危ない〜JASRACとの死闘2862日』読了

爆風スランプのドラマー、ファンキー末吉がJASRACと戦っている話、知ってますか?彼は楽曲の著作者でもあり、ライブハウス運営を通じて著作物の利用料を払う立場という、めずらしい立場にいたことから、日本最大の著作権管理団体であるJASRACの不透明さに気がつき、立ち上がりました。

そのJASRACとの戦いの日々をblogにも綴っていましたが、裁判になったため詳細は記述出来ず、裁判終了後、本をクラウドファンディングにて出版。それがこちらです。

blogをベースにしているので感情的に書かれている部分などもあって若干読みにくい所もありましたが、JASRAC相手にどのように戦い続けたか、その軌跡が記されています。昨年は音楽教室に対しても著作権使用料を徴収するというニュースも出たので、本件も話題になっていました。

JASRACの不評はよく聞く話ではありますが、本書を読むとその理由が分かります。