落合陽一初の単独著書、ということで読んでみました。そもそも落合陽一に興味を持ったのは彼の父君、落合信彦氏の本を多数読んでいたから!1980-1990年代、父君は多数著書を残していますが、どれも刺激的で面白かったのです。
息子氏は全く違う方面、メディアアーティストとして大活躍中。ということで本書を読んだのですが、メディア論やパーソナルコンピュータの歴史から紐解き始め、『メディアの世紀』だった20世紀と対比して21世紀が『魔法の世紀』になるという論旨を展開。ある程度予備知識が無いと難しい部分もありますが、ブラックボックス化した計算機(コンピュータ)等を使う事で、魔法のごとく様々な事象を起こすことが出来るようになる、というのは確かにそうかもしれないと思わせる内容でした。