『セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(上)(下)』読了

上下巻ある大作で、アメリカにおけるセガと任天堂の16ビット機での競争について、主にSega of Americaの側から描かれています。

これを読むとなぜGenesis(日本での名前はメガドライブ)やソニックが日本よりも遙かに人気があったかがよく分かります。またSOAが失速したのも、日本企業特有の問題だなぁと、海外現地法人勤務経験ある僕からしてみると非常によく分かる(本書ではそこまで書いていないけど)状況で、1990年代から日本企業の海外進出の下手さに改善はないのだなぁと思ったりしました。

セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(上)
ブレイク J ハリス Blake J. Harris
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セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(下)
ブレイク J ハリス Blake J. Harris
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