ここ数年話題に上がる頻度が上がってきた5Gについてちょっと勉強しようと思って手に取った本書。
新しい世代の通信規格が出る度に、大容量、高速度をどう使うか、動画や高画質写真のやりとりなどで消費されてきた感がありますが、4Gでとうとう十分にして必要な帯域があります。その上でさらに速度が上がる5Gをどう使うか。肝となるのはこれまでのようなサーバと通信端末というやりとりに限らず、エッジコンピューティングを活かしたり、限られたエリアでの高密度通信、というところらしいです。
らしいです、というのも本書でもまだ実証実験をレポートしているに過ぎず、その内容も3Gの頃からレベルこそ違えども似たような事はしてきていたので、最終的に5Gならでは、というところまで見渡せていない感じがありました。それはやっぱり日本でも5Gが商用利用本格始動しないとわからないのかもしれません。