市場リスクとカントリーリスクの狭間で生きる

現在米系企業の香港法人勤務で、主に日本市場を担当していたワタクシ。香港を拠点しながら日本市場を見るというのは個人的には非常に良いポジションだと思っていました。

しかしながら昨今の武漢肺炎禍のため、各国鎖国状態に入ってしまうと、途端に厳しくなり、自分の職がカントリーリスクに晒されているとひしひしと感じます。

日本にいて日本市場を見ていると、日本経済の浮き沈みという市場リスクもあるので、どっちもどっち。唯一絶対の解はないと分かっていますが、あれこれ悩ましいです。

幸か不幸か2月以降香港内の顧客担当を一部引き継いだので、今年前半は香港内の案件に注力しつつ、いつ鎖国が解かれてもいいように日本向けにも種まきだけはしておこうと動いています。

MBA卒業後子供の教育を考えて日本に戻られたましゅうさんも悩まれている様子。

アフターコロナの世界で働く自分を想像する:Effortless Endeavor after CEIBS

僕は2008年金融危機はまさに自分のMBA卒業後のキャリア形成に直撃したので実感あるものの、311の時は深圳にいて、未経験であるがゆえに想像の及ばない部分もあります。

今回はグローバルの疫病危機で、お国毎の対応が出ていて、香港にいて良かったと思うことはあります。対応については後手に回った部分もありつつも、グローバルで見れば台湾には及ばないものの及第点。そして永久居民権を持っているために現在の香港基本法下では香港で生まれ育った香港人とほぼ変わらない権利を持てるので、その点もあまり不安がないのは助かります。これが他の国で労働ビザを持って働いている身だと、仕事がなくなるとビザも失効して帰国せざるを得ないという事にもなるでしょうし...。