自由と民主を勝ち取るための戦い

香港で続く自由と民主を勝ち取るための戦いは今なお続いています。そんな中、辻仁成氏のblogに「その通り!」と思う話がありました。

滞仏日記「フランスで、フランス人と渡り合う、正しい戦い方」:JINSEI STORIES

コピペはしませんが、この記事中盤に辻仁成氏の友人エミールが「泣かない赤ん坊は誰もおなかが空いていることに気がつかない」という下り。権利を得るには行動し続けるしかない、ということ。これは第二次大戦後自由と民主がお上(正確には米国)から無血でもたらされた日本人には分からない感覚なのだろうと思いました。だから、在港日本人でもデモに対して反感を持っていたり、中国共産党という巨大な組織相手に無駄なコトせず大人しく暮らせ、という人が出てくるのだろうと思います。

自由も民主も西欧では無血で勝ち取ることはほとんどなく、多大な犠牲を払いながら、時の為政者から奪い取ってきたものです。為政者からすれば自由も民主も市井の人々に授権する必要などなんにもないのだから。そういう歴史があるから、西欧諸国は今の香港の状況に寄り添い、強く支持をするのです。