『その名を暴け―#MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い―』読了

昨年から今年にかけて、日本でも芸能界で性犯罪について大いに話題になっていたところですが、そんなタイミングで本書を読んでみました。

ざっくりとした話は知っていましたが、よく知っている超大物アカデミー女優達もその被害にあいつつも、声を上げるのを躊躇い続けたため、より多くの被害者が出てしまう結果につながっているようで、女性の性被害は構造的な問題であり、単発で告発してもそう簡単に状況が変わらないのだなと思いました。

また本書は米国の事例ですが、日本でも同様。洋の東西を問わず、男性優位社会ではどこでも起こっていることなのだと認識しました。