『わが投資術 市場は誰に微笑むか』読了

長者番付日本一にもなったことがある有名な投資家である著者が、自身のヘッジファンドを店仕舞いした後にまとめた本書。

病気で声を失ったとのことで、忙しい経営者にありがちな口頭書き取り等ではなく、自分でお書きになったそうです。投資術そのものは複雑怪奇な高度な金融取引ではなく、比較的シンプルなもの。また成功事例以上に多くの失敗のケースをまとめていて、そちらの方が勉強になります。

ヘッジファンドを始めた理由の一つがTiger Managementのビジネスと絡んだため、と書かれていて、なるほどーと思いながら読み終えました。